「ランチ」とか「ランチタイム」とか。

今月の上旬に慶應大学に行ったときに大学のそばの複数の店で見かけておもしろいなあと思ったのが、

「夜もランチやってます」

とか

「ランチタイム17時まで」

とかいった表現。

そしてこの前泊まった福岡市のホテルのレストランには、

「よるランチ」

というものもありました。この「よる」は「夜」ですよね。

昨日学部のゼミで聞いてみたところ、出席者には「夜ランチ」を聞いたことがあるという人はいませんでした。「ランチタイム17時まで」とか「夜もランチやってます」も違和感あるらしいです。

「ランチ」を昼食の意味で解釈していたらこういうのは分からないわけです。昼食ではなくて、ある種の廉価のセットメニューのことですよね。

もともとそういうのは昼食時に提供されていた。忙しいとき、単品でいろいろ頼まれるよりは同じものをたくさん作れる方が店としては都合がよい。そして値段はちょっと安く設定されている(たぶん)。昼食時以外ではそういうのはなく、原則単品で値段は「通常」。

そしてそういうセットメニューを出す時間が「ランチタイム」だった。

今「ランチ」は「昼食として出される廉価のセットメニュー」から「廉価のセットメニュー」に変わりつつある、そんな感じ。

ちなみに今Googleで「夜ランチ」をフレーズ検索してみたら、約112,000件でした。