2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

宇宙人の福笑い

英語の講読の自作教材を改訂中なのです。例によってなかなか進まないけど。講読の授業のわりと最初の方で言うのが、「宇宙人の福笑い」の話。地球で暮らすヒトについてよく知らない宇宙人が福笑いをする場面を(無理矢理でも)想像してみましょう。たとえば…

気になる論文2つばかり

○ 「日本語と言語類型」(児玉徳美)http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/lt/rb/627/627PDF/kodama.pdf 主観性に基づく言語類型論に疑問を呈する内容のようです。○ 「文化多元論とレトリックのつながりを求めて: 《フィグーラ》から《認知》へ」 (吉田和久) …

気になる本いろいろ

『なぜか仕事がうまくいく教師の7つのルール』 『マジックにだまされるのはなぜか 「注意」の認知心理学』 『論理コミュニケーション』 『マンガでわかる「ものの言い方」便利帳』 『ネガポ辞典―ネガティブな言葉をポジティブに変換』

「うなづき」の意味

次の論法は正しいでしょうか。 仮想の議論その1 私はその人に一生懸命説明した。その人はいかにも納得したという表情で自信ありげにうなづき、そして「ありがとうございました」と言った。私は、「この人は私の言いたいことを理解してくれたのだな」と思っ…

この本も気になるのですがっ!

この本です。

この本買ってもう一回研究しなおそうかと、かなり本気で思っているのです。

『佐藤ヒロシの英語長文「記述式」が面白いほどとけるスペシャルレクチャー』何を勉強し直すかと言うと…いやもちろん長文読解問題の解き方ではありません。そして英語の勉強の仕方でもありません。問題の作り方です。といっても入試ではなくて、授業でやる問…

「病気と気づかれていない病気」

http://www.astellas.com/jp/corporate/brand/ad/tv/bokuha10-1.php このコマーシャルに出てくる 「世界には、病気と気づかれていない病気で苦しむ人がいるから」 という表現の背後にある「病気」観、というか、実念論的なカテゴリー観が、私には興味深いで…

知識の呪縛についての振り返り方

昨日のエントリーで、知識の呪縛というのは当事者の一人称的な観点からは「端的な無視」の類なのだろうけど、三人称的な観点からは「自覚的な無視」にすり替えられてしまいやすいのではないか、というようなことを書きました。それについての補足です。2点…

知識の呪縛についての語り方

『言語の社会心理学 --- 伝えたいことは伝わるのか』読みました。よい本でした。この本の中で透明性の錯覚とか知識の呪縛とかについて触れられているところがあったので、それとの関連でちょっと思ったことを書いておきます。知識の呪縛というのは短く言って…

共同注意と間主観性的な人

この人の研究ってどんな感じなのかしらん?http://garriyshteynberg.com/