2013-01-01から1年間の記事一覧

「金で買う」という表現

某兵庫県議の問題発言・問題行動に驚き呆れているshunpeiです。こんばんは。http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201312/0006577546.shtmlただ、今日は発言の内容ではなく、「金で買う」という表現についてメモしておきたいと思います。つまり、これはなぜ…

「さあ、立ち止まろう!」

読みかけですが、非常に面白いよい本です。『子どもの難問』

被害者意識の使役表現

「…私を、なぜなの、教会のいちばん後ろの席に、一人ぼっちで座らせておいて、二人の幸せ見せるなんて…」 http://www.youtube.com/watch?v=RXpyrX8Q3Gc むかし非常に流行って一部で物議をかもしたこの曲に出てくる上の表現について、ひとこと言ってもいいで…

この前出た本

本学関係者は研究棟1階の国際交流センターに行けば無料でもらえます。学外のみなさまへの献本送付作業は遅れています。すみません…『知覚と行為の認知言語学: 「私」は自分の外にある』

お詫びというかお知らせというか…

大学のインターネット環境がこのところ不調で、メールが届かないことがあるようです。私の自宅のアドレスをご存じの方は、当分の間、そちらにご連絡ください。

もうすぐ出る本

見本刷りが届きました。1〜2週間程度で書店にも並ぶと思われます。本学関係者は刊行後、希望すれば無料でもらえるようになる見込みです。(現在審議中、かな?)『知覚と行為の認知言語学: 「私」は自分の外にある』

もうすぐ読み終わる本

生態心理学の自己観とも非常に親和性の高い自己論。『私とは何か---「個人」から「分人」へ』 (平野啓一郎 2012 講談社現代新書)

その前に読んだ本

先日でかけた某所でたまたま寄った書店でたまたま立ち読みしていたら後書きに私の出身高校の名前が出てきたので衝動買い。そういえば、あの高校はスーパーサイエンスハイスクールに指定されてたのでした。http://www.kawagoe-h.spec.ed.jp/zen/ssh.html著者…

読んだ本

意図的行為をめぐる心の哲学と、非意図的行為をめぐる責任の倫理学。『それは私がしたことなのか: 行為の哲学入門』 (古田徹也 2013 新曜社)行為論の哲学・倫理学の入門書。意図的行為をめぐる心の哲学と非意図的行為をめぐる責任の倫理学について著者自身が…

反応が遅すぎると思いませんかっ!

やっと言うことを聞いてくれたみたいです。http://d.hatena.ne.jp/shunpei/20130613#p2

embodied/extended cognition の概説

進化生物学、生態心理学、力学系を核に一人称的なアプローチの観点からemboded/extended cognitionを概説した本。ユクスキュルとかブルックスとかクラークとかも当然出てきます。たいへん面白かったです。 Beyond the Brain: How Body and Environment Shape…

本日の確認事項

思うところあって、私の所属する大学の「科目等履修生」の出願資格を確認してみました。出願資格だけを見る限りでは、どうやら私自身も資格を満たしているようでした。 そうなのです。思うところというのは、自分の大学の授業を科目等履修生として受講したい…

彼の暴走に鉄槌を下すべき時がきましたっ!

http://d.hatena.ne.jp/shunpei/20130512#p2

読み終わった〜!

there構文だけでなく場所句倒置にも観察者がいるという話は以下同文。二重目的語構文と与格構文を「動詞のすぐ後にくる目的語」の問題と捉えるのは私が「意味論講義」などでしている説明と基本的に同じ。その上で、「受け取ったかどうか」の解釈が百科事典的…

早く出てほしい本

○ 野矢茂樹・西村義樹 両先生の共著の『言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学』。出たら大学生協に入るはずなので、売り切れないうちにぱっと買います。 ○ 野村益寛さんの本も早く出てほしいなあ…

読んでいる本

1日土曜日は都内某所で暴言を吐いてしまったshunpeiです。こんにちは。その日の行動をちゃんと見積もっていつもより動くときは朝ご飯を充実させないと人様にご迷惑をおかけする恐ろしい事態になることを再確認したのでした。それはともかく。新幹線で読むべ…

期待に応えてくれてありがとう!

太陽のもつ潜在的な可能性を心から信じてきた私です。こんにちは。今日は見事に期待に応えてくれました。http://d.hatena.ne.jp/shunpei/20130126#p3とってもうれしいです。これからもこの調子でお願いします。ほめたからと言って調子に乗り過ぎないでね…こ…

「朝鮮語」「韓国語」「コリア語」「ハングル語」をめぐる謎

基本的に私は上の4つのうちのどれでもいいじゃん、という考え方なのです。つまり「朝鮮語」「韓国語」「コリア語」だけじゃなくて「ハングル語」でもいいんじゃないの? という立場。「ハングル」は文字の名前であって言語の名前じゃないからダメ、というま…

昨日の一部のゲリラ試訳

事物を見た人は知っていることを言葉にすることができ、それによって自分の知っていることを他者に伝えることが可能になる。ただし私の仮説は、世界について言葉で語ることが可能になるには、それに先立って世界について知っていなければならない、というも…

「意識」

上で言ってるawarenessは、ゴキブリにもawarenessはあるけどconsciousnessはどうかな、という感じのawarenessだと思うのです。でもawarenessを日本語で「意識」とするとconsciousnessとごっちゃにして解釈されそうなのでうれしくないのでした。

Gibsonが言語について語っているところから…

たまたま大学院の授業で読んだ文献にGibson 1979からの引用があったので原文を確認したところ、次のような個所が見つかりました。いま私が書いているとある原稿で言っていることといろいろと重なるところがあって興味深いです。というか昔読んだときにはここ…

関西言語学会

3月まで大学院に在籍して私が指導教員をしていた人が、6月に同志社大学で開かれる関西言語学会で発表することになりました。6月9日の日曜日とのことです。depression (気持ちの落ち込み) についてのメタファーについての発表です。概念メタファー論の基…

いろいろと考えて出した今の私の結論

ろうそく問題は機能的固着だけの問題ではない! 機能的固着も少しは関係しているかもしれないけど、それよりもっと大きな問題がある。いちばん大きな問題は、あの課題のオリジナルな提示の仕方では、箱が課題に直接関係している(relevantである)ことに注意が…

「手順は実に簡単である」

ここからダウンロードするだけなのであった!http://memlab0.eng.yale.edu/PDFs/1972_Bransford_Johnson_JVLVB.pdf

「端的に無視する」とは、たとえばこういうこと…

Why Political Ads Don't Matterhttp://www.livescience.com/23268-political-ads-ignore.html

気になる本 (新曜社)

『乳幼児は世界をどう理解しているか --- 実験で読み解く赤ちゃんと幼児の心』外山紀子・中島伸子 著http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1337-2.htm 『パラドックスの科学論 --- 科学的推論と発見はいかになされるか』井山弘幸 著http:…

メトニミーの力

今日3月10日は東京大学の合格発表だったとのこと。そしてすぐ後期試験ですか。合格発表との関連で書かれたこちらのブログに、印象深い一節があったので書いておきます。 http://from-toyama.jugem.jp/?eid=536 ------------ ここから引用 -----------------…

この本も気になります。

『共感する心の科学』(串崎真志著 2013 風間書房) http://www.kazamashobo.co.jp/cgi-bin/search/details.asp?Action=details&BookCode=69C26B579E5E631924405E47ECE207F6

宇宙人の福笑い

英語の講読の自作教材を改訂中なのです。例によってなかなか進まないけど。講読の授業のわりと最初の方で言うのが、「宇宙人の福笑い」の話。地球で暮らすヒトについてよく知らない宇宙人が福笑いをする場面を(無理矢理でも)想像してみましょう。たとえば…

気になる論文2つばかり

○ 「日本語と言語類型」(児玉徳美)http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/lt/rb/627/627PDF/kodama.pdf 主観性に基づく言語類型論に疑問を呈する内容のようです。○ 「文化多元論とレトリックのつながりを求めて: 《フィグーラ》から《認知》へ」 (吉田和久) …