推薦入試とか

1日の土曜日は推薦入試でした。私も面接のお手伝いなどしました。

業務の性格上くわしいことは書けないのですが、受験生とお話ししながら思ったことなど、漠然とですが書きたいと思います。

面接のときの私の(個人的な)方針は、「受験生のものの見方・考え方の壁を、内側から突き破る質問をしてみる」です。その種の質問には、受験生が事前に考えてきたことの範囲では対応できません。その場でこちらの意図を受けとめて、その場で考えて自分なりに答えを出す、ということが必要になります。

こちらの意図を受けとめてくれるかどうか、「そんなふうに考えたことはない」というタイプの問題に誠実に向き合ってくれるか… それだけで評価が決まるわけではありませんが、私の場合はかなり重要な要因になっています。

「この質問の答えを考えることは、この受験生のものの見方・考え方がこれまでより豊かになるきっかけになる」、そう思える質問をこちらとしてもその場で考えることになるので、しんどいと言えばしんどいのですが、「対話が成り立っているな」という気持ちにさせてくれる受験生に出会えると、私としてはとっても幸せな気持ちになれるのです。

推薦入試が学会と重なるのはつらい面もあるのですが、それでも悪いことばかりではないということです。