ちょっと前に読んだ、ちょっと前のラネカーの論文

ラネカーが、共同注意とか、自己概念とか、間主観性とか、現象描写文とかについて論じた論文。

Langacker, Ronald W. 2001
"Viewing and Experiential Reporting in
Cognitive Grammar",
_Linguagem e Cognicao: A Perspectiva da
Linguistica Cognitiva_,
ed. by Augusto Soares da Silva,
pp. 19-49,
Associacao Portuguesa de Linguistica and
Universidade Catolica Portuguesa, Faculdade
de Filosofia de Braga

あの人は前世紀からこういうことを考えていたのですね。以前からトマセロに注目していた人であることを考えれば不思議ではないのかもしれないけど、というのはもちろん後知恵です。

ところで、共同注意を自覚的に取り上げているのは明らかなのに、 joint attention という用語は一度も使われていない。それはなぜなのかしらん?