可能性を感じる人
そしてこれは多分今まで書いてないこと。
大学院に進学したいなあと思っている(気配のある)学部生に対して教員がどういう見方をするか、ということなのですが、これについては、評価「する」側の教員が、2つのタイプに分かれる気がするのです。
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◎ タイプ1の教員が重視すること
○ その学生に、研究の資質がどれくらいあるか。
○ 自分(=その教員自身)がその学生を責任持って指導できるか。
◎ タイプ2の教員が重視すること
○ その学生に、周囲の人間(とくにほかの学生)から学ぶ姿勢がどれくらいあるか。
○ その学生がほかの学生にどのような影響を与えそうか。
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要はいつものパターンで、能力というものを個体に帰属させて捉えるか関係論的に捉えるかということです。そして例によって私は明らかに「タイプ2」で、(悲しいことに?)私の周りのほかの先生はほとんどが「タイプ1」のようなのです。
で、タイトルの「可能性を感じる人」ということですが、この項の「タイプ2」に該当する教員である私が前項の「タイプB」に該当する学生に「可能性を感じる」というのは、きっと偶然ではないのだろうと思っているわけです。
まあ学生同士の関係を教員が気にするのは余計なお世話という面もなくはないのですが。