2009-01-01から1年間の記事一覧
KLS一日めについての感想。研究発表でいちばん興味深かったのはやはり松本曜さんたちの発表。神戸は海と山が近くて町はその間の狭いところに帯状に広がっていて、空間表現に絶対的指示枠を使うとされる言語と類似の環境。そして実際「海側」「山側」という言…
今日の出勤時、何とも恐ろしいことに、チャックが開いたままでした!背中に背負ったリュックのチャックですが。財布が入っているポケットのチャックですが。走った勢いで財布が落ちたりだれか悪い人に取られたりしていも分からないところでした。電車の中で…
今から3年前の話。前任校の学内研究会で研究発表をしたとき、『英語青年』の記事のコピーを配って「能力可能と状況可能の区別は要するに原因帰属なんです」みたいなことを言ったところ、心理学の某先生がうんうんと大きくうなずいていて、それが妙に印象に…
論文を読む作業の、少なくとも初期段階は、カウンセリングに似ている、と気づいた鴨です。こんにちは。くわしいことは後ほど。(←関西人だったら「くわしいことは また 後ほど」と書きそうなところ。)http://d.hatena.ne.jp/shunpei/20100306#p1http://d.ha…
この本(↓)英訳もしくは日本語訳、ないかな。http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BA20473144
理論的な道具立てを勉強することと、事実に対する洞察力を鍛えることは別だ、ということでもあります。事実に対する洞察の力を鍛えないと、理論の道具立ては「記述のための便利なメタ言語」で終わる可能性もある。とくに認知言語学では言語知識のモジュール…
実は生成文法を愛している鴨です。こんにちは。どれくらい愛しているかというと、学部の頃に長谷川欣佑先生の授業を受けて、「このまま生成文法の人として生きていこうか」と思ったくらい。そして院生の頃は、生成文法の人たちに助けられて生きていました。…
理論を持たない人間が丸腰で事実に立ち向かっても意味のある発見はできないと信じている鴨です。おはようございます。ここ(↓)で言われているような意味での「観察の理論負荷性」という考え方に私が自然になじむことができたのは、学部から大学院初期に読み…
「私はカイライではありません!」とか「私がリーダーシップを発揮して」とか言われると、「あ、この人は指導力のないカイライなんだな」という印象を強く持ってしまうのは私だけでしょうか。
思うところあってthere構文について考えてみることに決めた 鴨 です。こんばんは。でもBolingerのMeaning and Formを大学に置いたままだったことに気がつきました。Kimball 1973 CLS The Grammar of Exisntence によると、 A bird is in the tree. の基底構…
http://anond.hatelabo.jp/20090113092905
とある権威ある英文法書で左方転位と共同発話がごちゃごちゃに現れた例発見。
締め切りって破るつもりは全くなくても勝手にいつの間にか破れてしまうものだと思う鴨です。こんばんは。でも「締め切りが破れる」とは日本語では言えないのですよね。ということで、先ほど、某ゲラの校正と某原稿をまとめて投函。
「アジア」はふつう日本を含みませんが、Asiaは確実に含むのですよねん。どこかの文章でAsian womenとあるのが日本人女性のことだと気付いて驚いたことがあります。
左方転移とか話題化とかのところを書きながら思ったこと。Knowledge of Language is Knowledge!ということであれば、つまり、言語知識とはけっきょく知識なのだ、それだけ独立したものではないのだ、ということだとすると…それと並行することだと思うのです…
このページが私はいいと思います。http://www.myu.ac.jp/~xkozima/carebots/development.html
授業で使ってるのはこれ、のずっと前にアップされてとっくの昔に削除されてるバージョン。http://www.youtube.com/watch?v=DZnMNt00y-w著作権が気になる向きは、こちらで。同じねたが入ってます。http://www.amazon.co.jp/dp/B000KQGMGA/そして、ごく最近発…
獲得系の表現のくせにこんなところに出てきやがって!
「視聴率を持っている」という言い方、なんか面白い。